N高等学校の学費・評判・偏差値・スクーリング・進学実績など、検討に欠かせない情報をまとめて解説。向いている人の特徴や、制服の有無、バイトとの両立、卒業生の進路や有名人の情報、S高との違いまで、初めての方でも安心して読めるよう丁寧に紹介します。
- N高等学校の学費、偏差値、評判、スクーリングの実態をわかりやすく解説
- 制服の有無やバイトとの両立、卒業生の進路や有名人も紹介
- N高とS高の違いや、向いている人・向いていない人の特徴も丁寧にまとめています
N高等学校とは?|ネット×通信制の新しい高校のかたち

学校の概要と運営母体(角川ドワンゴ学園)
N高等学校は、学校法人角川ドワンゴ学園が2016年4月に沖縄県うるま市に開校した通信制高校です。インターネットを活用した学習スタイルを取り入れ、「場所に縛られず、自分のペースで学びたい」というニーズに応える新しい形の高校として注目を集めています。
N高では、生徒が自宅や通学キャンパスから、オンラインで授業を受けることができるほか、プログラミングや起業、eスポーツなどの実践的な学びも充実しています。
2024年8月末時点での在籍生徒数は3万人を超え、2025年3月には32,613人に達しました。通信制高校の中ではもちろん、全日制も含めて見ても、日本最大規模の高校のひとつといえる存在です。(出典:N高等学校公式サイト)。
N高等学校とS高等学校とR高等学校の違いとは?
N高等学校と混同されやすいのが、同じ学校法人「角川ドワンゴ学園」が運営するS高等学校およびR高等学校です。
この3校はすべて「広域通信制・単位制・普通科」の私立高校であり、ICTを活用したオンライン学習と、全国各地のキャンパス・スクーリングを組み合わせた柔軟な教育スタイルを提供しています。
一方で、設立年・本校所在地・スクーリング施設・キャンパスの展開地域などに違いがあり、入学を検討する際はそれぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
以下に、3校の比較表を提示します。
N高・S高・R高の比較表(2025年時点)
項目 | N高等学校(N高) | S高等学校(S高) | R高等学校(R高) |
---|---|---|---|
設立年 | 2016年 | 2021年 | 2025年 |
本校所在地 | 沖縄県うるま市 | 茨城県つくば市 | 群馬県桐生市 |
校種・課程 | 広域通信制・単位制・普通科 | 広域通信制・単位制・普通科 | 広域通信制・単位制・普通科 |
運営法人 | 学校法人角川ドワンゴ学園 | 学校法人角川ドワンゴ学園 | 学校法人角川ドワンゴ学園 |
カリキュラム内容 | オンライン授業、プロジェクト学習、探究学習 | オンライン授業、プロジェクト学習、探究学習 | オンライン授業、プロジェクト学習、探究学習 |
使用教材 | 独自開発のオンライン教材「N予備校」ほか | 独自開発のオンライン教材「N予備校」ほか | 独自開発のオンライン教材「N予備校」ほか |
スクーリング場所 | 沖縄(本校)、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡など全国主要都市 | 茨城(本校)、東京、大阪、名古屋、福岡など | 群馬(本校)、東京、大阪、名古屋、福岡など |
通学キャンパス | 原宿、大阪、名古屋、福岡、札幌ほか | 原宿、大阪、名古屋、福岡、札幌ほか | 原宿、大阪、名古屋、福岡、札幌ほか |
卒業証書の学校名 | N高等学校 | S高等学校 | R高等学校 |
提供スタイル | ネットコース、通学コース、オンライン通学型 | ネットコース、通学コース、オンライン通学型 | ネットコース、通学コース、オンライン通学型 |
解説:3校の立ち位置と選び方のポイント
- N高等学校はグループの第一校であり、沖縄に本校を構える。最大規模のスクーリング施設や実績が特徴。
- S高等学校は生徒数の増加を受けて設立された第2校で、関東に本校を置き、より首都圏アクセス性が高い。
- R高等学校は2025年に開校された最新校で、群馬県桐生市の旧県立高校跡地を活用。地方創生や地域連携にも注力している。
いずれも同じ教材・カリキュラム・サポート体制を共有しており、居住地や通学・スクーリングの利便性を基準に選ぶとよいでしょう。
なぜ今、N高が注目されているのか?
N高等学校がこれほど多くの支持を集めている理由は、「自由度の高さ」と「教育の質の両立」にあります。具体的には以下のような特徴が挙げられます。
- 全国100か所以上の通学キャンパスを展開し、週1〜5日の中で自分に合った通学スタイルを選べる
- 通学コースの学費を2025年より大幅に値下げ。週1日通学コースは40〜42%の減額が実施され、より通いやすくなりました(参考:N高等学校公式HP)
- 学習の自由度だけでなく、進路サポートや課外活動も豊富。プログラミング、起業体験、eスポーツ、アート、語学、職業体験など、進学・就職を見据えた多彩なカリキュラムを展開
こうした取り組みにより、N高は「ただ自由なだけでなく、卒業後の選択肢を広げてくれる通信制高校」として多くの支持を得ており、特に近年は難関大学を目指す学生や、将来に向けてスキルを身につけたい中高生からの注目が高まっています。
N高等学校の学び方|選べるコースとスクーリングの柔軟さ
5つの学習スタイルとは?自分に合った学び方を選べる
N高等学校では、生徒のライフスタイルや学習スタンスに合わせて、5つの学習スタイルからコースを選ぶことができます。途中でのコース変更も可能で、学期単位で柔軟に切り替えることができます(要相談)。
学習スタイル | 内容 |
---|---|
ネットコース | 自宅中心に学ぶ完全オンライン型。全国どこでも受講可能。 |
オンライン通学コース | グループワークやディスカッションを含むオンライン授業で、仲間とつながりながら学ぶ。 |
通学コース | 全国100か所以上のキャンパスに通学。週1日〜5日まで通学頻度を選択可能。 |
通学プログラミングコース | 新宿・梅田キャンパスで開講。ITスキルやものづくりを実践的に学ぶ。 |
個別指導コース | 教員とのマンツーマン指導により、自分のペースで基礎〜応用を学習。 |
出典:N高等学校 公式HP
スクーリングはどうなっている?頻度と場所を詳しく解説
通信制高校ではスクーリング(対面授業)が必須ですが、N高では学年やコースに応じて、年1〜3回・7〜9日程度の短期集中形式で実施されます。
- 全国拠点スクーリング:札幌・名古屋・福岡などの主要都市で開催。1年・3年次に受講。
- 本校スクーリング:2年次は所属校ごとに本校で実施(N高=沖縄、S高=茨城、R高=群馬)。
日程は年間スケジュールから選択可能で、体調不良や家庭の事情がある場合は個別対応も可能です。出典:N高等学校 スクーリング
全国にある通学キャンパス|40都道府県・100拠点へ拡大中
2025年4月から、N/S/R高等学校の通学キャンパスは全国40都道府県・100カ所以上に拡大しました。これまでキャンパスがなかった青森・滋賀・徳島・佐賀などにも新規開設され、都市部だけでなく地方在住者でも通いやすい環境が整いつつあります。キャンパスの場所や雰囲気は各校の公式サイトから確認できます。出典:N高等学校 ニュース
自宅学習に必要な環境は?N高等学校のオンライン学習準備
N高等学校(およびS高・R高)は、オンラインでの自宅学習が基本となるため、以下のICT環境を整えることが推奨されています。
推奨されるICT環境
項目 | 内容 |
---|---|
パソコン | メモリ8GB以上/ストレージ256GB以上を推奨。 Webカメラ・マイク付きが望ましい。 MacまたはWindowsに対応。 |
インターネット回線 | 安定したWi-Fiまたは有線LAN。 通信速度の目安は下り10Mbps以上(推奨25Mbps以上)。 |
必要なツール類 | ZEN Study(旧N予備校)、Zoom、Slackなど。 Google Workspace(ClassroomやDrive)も一部活用。 |
周辺機器(推奨) | ヘッドセット、外部モニター(長時間の学習時に目や姿勢を守るため)。 |
出典:N高等学校 学習ツール
アルバイトや課外活動との両立も可能
N高の魅力のひとつが、学習スタイルの柔軟性により、アルバイトや習い事との両立がしやすい点です。週1回の通学にすれば、平日の多くを自分のために使えるため、アルバイトや趣味、ボランティア、創作活動に取り組む生徒も多くいます。
また、学校側が提供するプログラミング・英会話・起業・eスポーツなどの課外プログラムも豊富で、学びを広げる環境が整っています。
学費はいくら?N高等学校のコース別費用を解説
N高等学校の学費は、選ぶ学習スタイル(コース)によって大きく異なります。ここでは、代表的な学費の目安と、補助制度の有無、注意すべき費用などをわかりやすく解説します。
学費の比較表|コースごとの目安と特徴
コース名 | 初年度の学費目安 | 特徴 |
---|---|---|
ネットコース | 約36万円 | 完全オンラインで受講可能。教材費込み。 |
通学コース(週1日) | 約29万円(※1) | 2025年度より値下げ。登校型の学びが可能。 |
通学コース(週3〜5日) | 約50万〜95万円 | 通学頻度に応じて学費が変動。学習支援や施設利用あり。 |
オプション(個別指導/プログラミング) | 別途追加 | 通常授業に加えた特別講座。 |
※2025年度より、通学コース(週1日)の学費が最大42%値下げされ、初年度約29万円、2年目以降は約24万円になると公式発表されています。出典:学校法人角川ドワンゴ学園公式サイト
就学支援金・学費無償化の対象になる?
N高等学校は、就学支援金制度の対象校です。家庭の年収によって、授業料の一部または全額が補助される可能性があります。
- 年収590万円未満:最大年額約39万円まで支給される場合もあり
- 年収910万円未満でも一部支給対象になるケースあり
これにより、ネットコースであれば実質負担ゼロも可能な場合があります。
詳しくは各自治体の案内や公式ページをご確認ください。出典:高等学校等就学支援金制度(文部科学省)
学費以外にかかる費用もある?
学費以外にかかる諸費用として、以下の項目に注意が必要です。
- 教材費・施設費:コースにより年間1万円〜5万円前後が目安
- スクーリングの宿泊費・交通費:年に数日の本校スクーリングが必須
- 入学金:1〜3万円前後(時期や年度によって異なる)
- 各種検定料・補助講座の費用:任意受講時に追加
また、支払い方法は一括・分割・クレジットカード対応可で、保護者の負担を軽減する制度も整備されています。
コースの途中変更は可能?
年度単位でのコース変更は可能です。たとえば、最初はネットコースで始め、慣れてきたら通学コースに切り替えるといったケースも多くあります。ただし、変更時期によっては費用の差額負担が発生するため、事前の相談が推奨されます。
N高等学校 学費に関するQ&A
- 学費が安いコースはどれですか?
-
基本的には「ネットコース」が最も費用を抑えられます。
- N高は無償で通えるの?
-
世帯年収や支援金制度の適用条件により、実質無償化になるケースがあります。*詳しくは学校にお問い合わせください
- 通学コースでも学費補助は受けられる?
-
はい、対象世帯であれば通学型でも適用されます。
まとめ|家庭の事情や目的に合わせて選べるのがN高の魅力
N高等学校では、家庭の経済状況や学び方の希望に応じてコース選択が可能です。学費の柔軟さと支援制度の充実が、他の通信制高校にはない強みです。気になる方は、必ず最新の学費資料や公式案内を確認しましょう。
偏差値・入試制度について|N高は誰でも入れる?
偏差値は存在しない?N高の選抜方式
N高等学校では、偏差値に基づいた選抜は実施されていません。その理由は、N高が生徒の学力ではなく、「意欲」や「目標」に重点を置いた選考を行っているためです。特に「ネットコース」では、学力試験はなく、書類審査のみで入学が可能。これにより、学業に自信がない人でも、将来に向けて再スタートを切ることができます。参考:N高公式サイト「募集要項」
入試制度の流れとコース別の違い
N高には複数の学習スタイルがあり、それぞれで選考方法が異なります。
コース | 入試方式 | 主な特徴 |
---|---|---|
ネットコース | 書類審査のみ | 通学不要、自宅学習メイン |
通学コース(週1〜5日) | 書類+筆記試験+面接 | 校舎での活動あり、対面重視 |
個別指導・プログラミングコースなど | 書類+面接+適性検査 | 専門分野に特化した学び |
転入・編入にも柔軟に対応
N高は転入・編入にも積極的に対応しており、年度の途中(例:7月・10月)でも入学が可能です。出願から約1か月で入学できるケースも多く、不登校経験者や他校での学びに悩む生徒の新しい選択肢として注目されています。参考:N高 転入・編入について
N高に向いている人・向かない人
N高は自由度の高い学習スタイルが特徴ですが、それゆえに「向いている人・向かない人」が分かれることも事実です。
向いている人
- 自分のペースで学びたい人
- 大学進学や資格取得など明確な目標がある人
- デジタルツールの活用に抵抗がない人
- 学校生活のしがらみにとらわれず、効率的に学びたい人
向かない可能性がある人
- 自主的な学習が苦手な人
- 通学による対面サポートを強く求める人
- 友人との交流や学校イベントを重視する人
よくある質問と誤解の解消
- N高には本当に誰でも入れるの?
-
はい。基本的に学力による制限はありませんが、志望理由や学習意欲が重視されます。
- 面接ではどんなことを聞かれる?
-
主に「なぜN高を選んだのか」「高校でどんなことに挑戦したいか」などが問われます。厳しいものではなく、会話形式で進みます。
- 偏差値がなくても進学はできる?
-
問題ありません。N高卒業後の大学進学実績も豊富で、希望者は指定校推薦やAO入試にも対応可能です。
制服・校則・男女比|学校生活のリアルな一面
制服はある?私服でも通える?
N高等学校では、制服の着用は任意です。希望者向けに公式デザインの制服が用意されていますが、私服での登校もまったく問題ありません。特にネットコースでは登校機会が限られるため、制服を購入しない生徒も多く、自宅学習の際は自由な服装で学べます。
一方で、通学コース(キャンパス登校型)では制服を着用する生徒もいますが、私服との併用や完全私服もOKという柔軟な校風が特徴です。ファッションや表現の自由を尊重しており、「好きな服で登校できる」という点をN高の魅力と感じている生徒も多いようです。参考:N高等学校 制服紹介ページ|学校法人角川ドワンゴ学園
校則は?自由すぎるって本当?
N高には、いわゆる「校則」はほとんど存在しません。髪型や髪色の指定、ピアス・アクセサリー・ネイルの禁止といった規定もなく、自己表現に関する制限は基本的にありません。
スマホやSNSの利用も生徒自身の判断に委ねられており、特定の制限はありません。これは「自立した学び」を重視する教育方針によるもので、自由な分だけ自己管理能力が求められるという側面もあります。
もちろん、生徒が困らないよう、担任やメンターによる定期面談やサポート体制も整備されています。自由と責任のバランスを学べる環境が、N高の大きな特長のひとつです。
男女比は?どんな生徒が多いの?
N高の生徒構成は非常に多様ですが、全体として男女比はおおよそ1:1となっており、極端な偏りはありません。通学コースとネットコースで多少の差はありますが、全体的に性別に関係なくバランスよく在籍していることが特徴です。
また、年齢層の中心は15〜18歳の高校世代ですが、大学進学を目指す社会人や再チャレンジ組の20代以上の生徒も一部在籍しています。ネットコースではとくに年齢の幅が広く、「多様な背景を持つ仲間と学べる」と感じている生徒も少なくありません。参考:通信制高校ガイド「在校生の男女比・年齢層」
進学実績・大学合格実績|N高はどこまで進める?
難関大学にも合格者多数!通信制高校トップレベルの実績
N高等学校は、通信制高校の枠を超えた全国トップクラスの進学実績を誇ります。2023年度は、東京大学、京都大学、東北大学などの国公立大学に合計170名が合格。また、早稲田大学82名、慶應義塾大学26名、上智大学16名など、有名私立大学にも多数の合格者を輩出しています。
さらに、GMARCH(学習院・明治・青山・立教・中央・法政)には合計344名が合格。医学部や美術系大学など、専門性の高い分野への進学実績も豊富です。出典:N高公式ニュース「2023年度大学合格実績速報」
進学希望者向けの支援体制も充実
N高では、大学進学を希望する生徒向けに「受験コース」や個別学習支援制度を設けています。オンライン上で進路アドバイザーが伴走する体制に加え、スタディサプリや代ゼミサテラインといった外部教材も積極的に活用。生徒の学力や志望校に応じて、柔軟かつ高度な受験対策が可能です。
模擬試験、小論文指導、面接対策も提供されており、一般入試・推薦入試いずれにも対応しています。学力の向上だけでなく、「合格するための戦略」が整っている点も特徴です。
大学進学率は約35%、進路決定率は約89%
2023年度卒業生の大学進学率は34.86%、進路決定率は89.43%。通信制高校の平均を大きく上回る水準で、進学実績において他校と一線を画しています。卒業後の進路は以下のような傾向があります。
- 大学進学:34.86%
- 専門学校進学:11.27%
- 就職・起業・その他:43.3%
- 進学・就職準備中:10.57%
就職希望者には、キャリアガイダンスや企業との連携プログラムも提供され、進学以外の進路にも対応可能です。出典:N高等学校 進路実績
海外大学や多様な進路選択も可能
N高では、海外大学への進学実績も年々増加しています。2023年度は、カナダ・アメリカ・オーストラリアなどの大学に138名が進学(前年比313.63%増)。TOEFL対策やエッセイ指導などの国際的な進路支援も充実しています。
また、「大学以外の選択肢」も明確に支援されており、起業やクリエイター活動を目指す生徒も少なくありません。進学だけにとらわれない進路設計ができるのも、N高の大きな強みです。
N高のメリット・デメリットを客観的に整理
N高等学校は、「自由な学び」と「テクノロジー活用」を強みとする新しい形の通信制高校として注目を集めています。
その一方で、自由度が高いからこその難しさも存在します。ここでは、実際の評判や制度情報をもとに、N高のメリット・デメリットを中立的に整理し、自分に合うかどうかの判断材料を提供します。
N高のメリット
① 通学不要で全国どこでも学べる
N高は基本的にオンライン授業中心のため、地域に関係なく自宅で高校卒業を目指すことが可能です。通学の負担がなく、住んでいる場所や身体的な事情に左右されず学習できます。※参考:N高公式|学びの特徴
② プログラミングや起業などの専門学習が充実
N高では、通常の高校カリキュラムに加えて、プログラミング・動画制作・起業・英語などの専門コースを選択可能。
起業部などの実践型プログラムもあり、ビジネスコンテストでの入賞実績もあります。※参考:N高 起業部の活動
③ 難関大学への進学支援も強い
N高はスタディサプリや代ゼミ講師陣と連携し、大学受験に向けたハイレベルな映像授業や個別指導が受けられます。実際に東京大学や早稲田大学などの合格実績も。※参考:N高 合格実績
④ 全国の仲間とつながる大規模オンラインコミュニティ
2024年時点で約25,000人以上の在校生が在籍しており、オンライン上で共通の趣味・興味を持つ仲間とつながれる環境があります。eスポーツ部・演劇部・軽音部など、部活動もバーチャル空間で活発に活動しています。※参考:部活動一覧
N高のデメリット(注意点)
① 自己管理能力が求められる
N高では「いつ・どこで・どう学ぶか」を自分で決められる一方で、計画的に学習できないと未提出や留年のリスクがあります。特に中学生まで受け身の学習スタイルだった人は要注意。
② 対面の人間関係が築きにくい
普段の授業は基本的にオンライン中心で、教室で友人と自然に交流する機会は少ないのが現実です。SlackやZoomで交流の場はあるものの、対面での人付き合いを重視する人には物足りなさが残ることも。
N高が向いている人・向いていない人
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
自分で計画的に学習を進められる人 | 勉強のペース配分が苦手な人 |
好きな分野を深く学びたい人 | 日々の対面授業や学校行事を重視する人 |
通学が難しい人(不登校・病気・海外在住など) | 対面での友人関係や刺激を求める人 |
N高等学校は、「自分のペースで学べる自由な学習環境」や「専門性の高い教育」が魅力の新しい通信制高校です。
一方で、学習や生活の管理を自分でしっかり行う必要があり、サポートを受けながらも自律的に取り組む姿勢が求められます。
N高に興味を持った方は、まずは自分の学び方のタイプを把握し、N高の自由さがプラスに働くかを検討することが大切です。
N高の評判・口コミ|実際に通った人のリアルな声
N高等学校を検討する上で、実際に通っている生徒や卒業生、保護者の「リアルな声」はとても参考になります。
本章では、ポジティブ・ネガティブ両方の口コミをバランスよく紹介し、入学を検討する方が「自分に合っているか」を判断できる材料をまとめています。
良い評判|N高ならではの魅力とは?
「自分のペースで勉強できてストレスがない」
普通の学校では登校や時間割に追われてつらかったけれど、N高は自分の生活リズムに合わせて学習を進められるので、気持ちに余裕ができました。(在校生・女性)
「プログラミングや動画編集が本格的に学べる」
将来はIT業界を目指しているので、PythonやUnityなどを学べる環境は魅力的。オンライン教材のレベルも高く、専門的な力がつきました。(2年生・男性)※参考:N高公式|カリキュラム紹介
「全国の生徒とつながれる仕組みがある」
Slackやバーチャルキャンパスでの交流、ネット部活など、オンラインでも思った以上に友達ができた。年1回のオフラインイベントで実際に会えるのも嬉しい。(卒業生)
「進学サポートが手厚くて安心」
スタディサプリや代ゼミサテラインなどの講座があり、模試の案内や小論文の添削も受けられる。難関大学志望でも対応できる体制が整っていると感じた。(卒業生・進学先:明治大学)
気になる評判|注意すべき点とは?
「自由すぎてサボろうと思えばサボれてしまう」
学校側からの強制はほとんどなく、やる気がないと何もしないまま時間が過ぎてしまう。自己管理ができないと厳しいと思う。(在校生・男性)
「人間関係は自分から動かないと広がらない」
オンライン中心なので、待っているだけでは友達はできない。自分からコミュニケーションを取る意識が必要。(在校生・女性)
「スクーリングやテストは避けられない」
完全オンラインだと思っていたが、実際には年数回の通学(スクーリング)があるし、レポート提出や試験もちゃんとある。(1年生・保護者)※参考:スクーリングに関するQ&A
SNSやネット上の声は?
プラットフォーム | 傾向 |
---|---|
X(旧Twitter) | 「自由で楽しい」「孤独に感じるときもある」「就活に活かせた」など多様な声。 #N高生 タグで日常投稿も多数 |
YouTube | 卒業生による進路・学習の体験談、N/S高比較動画などが人気。 |
note | 不登校経験からN高に入った体験記、親子での感想記事が多い。中退後の再挑戦として選ばれるケースも。 |
保護者からの口コミも多数
- 「不登校だった子が笑顔を取り戻した」
- 「学習状況をオンラインで把握できるのが安心」
- 「一般的な学校よりも子どもの将来設計に合わせたサポートが充実している」
口コミから見えるN高の特徴まとめ
評判のポイント | ポジティブ | ネガティブ(注意点) |
---|---|---|
学習スタイル | 自由度が高い、自分のペースで進められる | 自己管理力が求められる |
カリキュラム | プログラミング・動画編集など実践的 | 専門性が高く、合わない人もいる |
人間関係 | 全国に仲間ができる機会がある | 受け身だと孤独に感じやすい |
進路サポート | 進学・就職・起業など多様に対応 | 自ら積極的に活用する必要あり |
参照・引用元リンク一覧
記事の評判や口コミに関する情報は、以下の複数の信頼できるメディア・体験談・公式情報をもとに独自に調査・整理したものです。コンテンツの正確性・網羅性を担保するため、出典はすべて明記しています。
- N高等学校 公式サイト|生徒・卒業生の声
- N高 FAQ|スクーリングや学習について
- N高の評判・やめとけの声
- 保護者の口コミ(Yahoo!知恵袋)
- note|N高体験記
- YouTube|N高卒業生インタビューなど
N高卒業後の進路|大学進学・就職・フリーランスの道まで
N高等学校では、卒業後の進路も非常に多様です。大学進学をはじめ、専門学校、就職、フリーランス、起業など、生徒一人ひとりの将来像に応じたキャリアを実現できます。ここでは、最新のデータをもとにN高卒業生の進路パターンを具体的にご紹介します。
大学進学|難関大・海外大学も視野に入る進学実績
N高の最大の特徴の一つが、進学支援の充実と高い進学実績です。
2023年度のデータでは、進路決定率は89.4%、そのうち大学進学率は約34.9%にのぼります
特に注目すべきは、難関大学への合格実績の多さです。
- 東京大学、京都大学などの国立大学
- 早稲田大学82名、慶應義塾大学26名、上智大学16名
- GMARCH合格者344名 など、私立の有名大学にも多数合格しています
さらに、2023年には海外大学に138名が進学しており、グローバル志向の生徒にも対応したカリキュラムが整っています
専門学校進学・就職|クリエイティブ系やIT系に強み
進学以外の道も、N高ではしっかりとサポートされています。
2023年度の構成比では、専門学校進学が約11.3%、就職・その他(起業やフリーランスなど含む)が約43.3%となっています。
特に多いのが、IT系・クリエイティブ系の専門学校への進学です。プログラミングやCG、ゲーム制作、映像編集などを学び、そのまま業界に就職する生徒も少なくありません。
就職においては、通信制高校でありながらサポート担当者による個別進路相談や履歴書添削・模擬面接対策など、通常の高校と同等以上のキャリア支援が受けられます。
起業・フリーランスとしての独立も支援
N高では「起業部」というユニークなクラブ活動があり、ビジネスプランコンテストや先輩起業家との交流を通じて、在学中からビジネスの第一歩を踏み出す支援が受けられます。
たとえば以下のような事例があります。
- YouTube活動で収益を得ながら在学し、卒業後もクリエイターとして独立
- クラウドソーシングでWeb制作・ライティングなどを行い、高卒フリーランスとして活動
- 高校在学中にアプリ開発やEC事業を開始し、法人化した卒業生も存在
また、IT・コンテンツ制作・動画編集など、「好き」や「得意」がそのまま仕事になる環境も整っており、卒業生が多様な形でキャリアを築いています。出典:N高公式|起業部紹介
資格取得・キャリア設計の支援も充実
進学・就職・起業のいずれを目指す場合でも、必要なスキルや資格取得を支援する制度があります。
- 情報処理技術者試験、基本情報技術者、MOSなどのIT系資格
- TOEIC・英検などの英語系資格
- 看護・福祉・調理など、進路に応じた専門資格の学習支援
個別の進路相談では、資格選びや学習スケジュールの設計までサポートされるため、安心して準備が進められます。
よくある質問(Q&A)|気になる疑問に具体回答
N高等学校について、入学を検討している方からよく寄せられる質問をもとに、正確かつ具体的に回答します。公式サイトや信頼できる情報源をベースにしているため、安心して参考にしてください。
- N高等学校の学費はいくらですか?
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N高等学校の学費は履修単位数やコースにより異なりますが、以下が基本的な目安です。
スクロールできます費目 年間費用の目安(ネットコース) 入学金 50,000円 授業料(1単位あたり7,000円 × 25単位) 175,000円 教育関連諸費・システム利用料など 約50,000円〜80,000円 ※就学支援金の適用で、実質負担が軽減される場合があります。
※別途、教材費・スクーリング交通費等が必要です。出典:N高 公式サイト|学費
- N高等学校に偏差値はありますか?
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N高は通信制高校のため、偏差値による選抜はありません。入学時の審査は書類選考が中心で、学力テストは不要です。学ぶ意欲や将来の目標に重点が置かれます。
- 制服はありますか?
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希望者にはブレザータイプの公式制服(男女兼用)があります。ただし、着用義務はなく私服でも通学・オンライン出席が可能です。出典:N高 制服紹介
- スクーリングは必須ですか?
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はい、卒業要件としてスクーリング(面接指導)は必須です。
ネットコースの場合でも、年に1回〜数回、全国の拠点または本校での宿泊型スクーリングに参加する必要があります。出典:N高 スクーリング - N高等学校はアルバイトできますか?
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はい、可能です。N高は通学義務がないため、アルバイトやインターンと両立しやすい柔軟なスケジュールが特長です。実際に動画編集やプログラミングなどの副業をする生徒も多くいます。出典:N高 FAQ
- 「やめとけ」と言われる理由はありますか?
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一部で「やめとけ」と言われるのは、自由度が高いために自律が求められるからです。自己管理が苦手な人にとっては学習が進まない場合もあります。しかし、明確な目標を持って活用すれば、圧倒的な成長環境が整っているのも事実です。
- N高に向いている人はどんな人?
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・自分のペースで学びたい
・将来の目標に向けて時間を有効活用したい
・オンラインで学ぶ力・自己管理力を伸ばしたいこのような方に、N高は非常にマッチします。
- N高の強みや特徴は?
-
- 全国どこからでも学べる完全オンライン型カリキュラム
- 専門分野(IT・声優・起業など)の多彩なコース
- KADOKAWAグループのリソースを活かした実践的プログラム
- 自由な時間設計により、大学進学・バイト・留学などと両立しやすい
まとめ|N高等学校は“自分らしい学び”を叶えたい人におすすめ
N高等学校は、オンラインとリアルを組み合わせた「新しい学び方」を提供する先進的な通信制高校です。学費やスクーリング制度の柔軟さ、進学・キャリア支援の手厚さなど、他の通信制高校とは一線を画す魅力を備えています。
特に以下のような方におすすめの学校です。
- 自宅で自分のペースで学びたい
- バイトや創作活動、スポーツと両立したい
- 将来の目標に向けて専門スキル(プログラミング、声優、起業など)を高校生のうちから身につけたい
- 通信制でも大学進学を視野に入れて着実に学びたい
また、自由なだけでなく、担任制による学習サポートや進路相談体制が整っている点も特筆すべき魅力です。「通信制は放任では?」と不安に感じていた方も、N高の個別支援体制なら安心して学習を継続できます。
実際、N高等学校の卒業生には、東京大学・早慶などの難関大学への進学や、映像クリエイター・起業家・声優デビューなど、通信制高校の枠を超えた活躍をしている方が多数います。
N高は「単なる通信制高校」ではなく、未来を自分の手で切り拓くための学び場です。
自分らしい高校生活を送りたいと考える方にとって、これほど自由度と実績を両立できる環境はそう多くありません。
興味を持たれた方は、まずは資料請求で詳細なカリキュラムや学費の最新情報を確認してみてください。通信制高校選びは、情報の「深さ」と「比較」が鍵です。
学校の特徴
完全オンライン型+通学型を併設した通信制高校。全国・海外から学べ、柔軟な学習スケジュールを提供。運営は学校法人角川ドワンゴ学園で安心のブランド力あり。メンター体制によって複数の教職員が週次進捗確認や進路相談を担当し、自立的な学びと支援のバランスを実現 。
キャンパスライフ
全国主要都市にキャンパスを展開(2025年末までに100校予定)、通学型コースなら拠点通学可能。eスポーツ部・起業部・アート部など「ネット部活」が活性化し、オンラインでも仲間と刺激を共有。VR遠足や文化祭なども実施 。
学部・学科・コース
ネットコース、通学コース、オンライン通学、通学プログラミング、個別指導コースなど複数選択肢あり。「普通科」「普通科ベーシック」など、AIチャットなど学習環境が異なる形態も用意。
カリキュラム
N予備校の映像教材+PBLやプロジェクト学習で「実践重視」。プログラミング(Python, Unity)、動画編集、起業、声優、資格対策など多彩な選択科目。
学習サポート
メンター制の対面/オンラインによる進捗管理と進路相談。模試、小論文添削、面接対策、履歴書指導などの支援を充実。
就職実績(就職先)
Webエンジニア、CGデザイナー、動画クリエイター、声優、eスポーツプレイヤー、起業家、フリーランス、自衛隊・公務員など幅広く対応
スクーリング
年1〜数回の宿泊型または通学型スクーリングが卒業要件。沖縄本校または全国拠点を選択可能。
学費
※就学支援金制度適用対象。コースや学び方などによって異なります。詳しくはお問合せください。
基本情報
沖縄県うるま市与那城伊計224
電話番号:0120-0252-15