通信制高校の選び方ガイド|通信制高校を選ぶ際のポイント、気をつけることなど徹底解説!

通信制高校の選び方に悩んでいませんか?「どんな子が通っているの?」「公立と私立、どっちが安い?」「比較サイトって信用できるの?」など、通信制高校を検討する保護者や本人からは多くの疑問や不安の声が聞かれます。

この記事では、「通信制高校 選ぶポイント」「気をつけること」「落ちることある?」などの疑問やニーズに答えながら、失敗しないための選び方を5つの視点でわかりやすく解説します。

記事のポイント
  • 通信制高校の選び方で押さえるべき5つのポイントがわかります
  • 不登校や中退でも安心して進学できる学校の見つけ方が学べます
  • 公立・私立の違いや学費、サポート体制を比較して解説します
  • 「どんな子が通う?」「落ちることある?」などの疑問に答えます




目次

通信制高校の選び方|そもそも通信制高校とは?全日制との違いは?

通信制高校の仕組みと全日制・定時制との違い

高校には主に「全日制」「定時制」「通信制」の3つの課程があります。それぞれの学習スタイルや特徴には大きな違いがあります。

  • 全日制高校:平日の朝から夕方まで、決められた時間に登校し、対面授業を受けるスタイルです。クラス単位での授業が中心で、学校行事や部活動も活発に行われます。
  • 定時制高校:主に夕方から夜間にかけて授業が行われる課程です。昼間に働く人や他の事情を持つ人が通いやすいよう配慮されています。
  • 通信制高校:自宅学習を基本とし、定期的なレポート提出やスクーリング(対面授業)を通じて単位を修得します。登校頻度は学校やコースによって異なり、週1回から年数回の集中スクーリングまで様々です。

通信制高校の最大の特徴は、学習の柔軟性にあります。自分のペースで学習を進められるため、アルバイトや趣味、家庭の事情など、個々の状況に合わせた学習が可能です。一方で、自己管理能力が求められるため、計画的な学習姿勢が重要となります。

どんな生徒が通信制高校に通っているのか?

通信制高校には、多様な背景や目的を持つ生徒が在籍しています。主な例として:

  • 不登校経験者:以前の学校での人間関係や環境に馴染めなかった生徒が、新たな学習環境を求めて入学するケース。
  • 全日制高校からの転入・編入者:全日制の学習スタイルが合わず、より柔軟な学習環境を求めて転入する生徒。
  • 夢や目標を持つ生徒:スポーツや芸能活動など、特定の分野での活動に専念しながら学業を続けたいと考える生徒。
  • 社会人や主婦:過去に高校を中退したが、再度学び直して高卒資格を取得したいと考える人々。

このように、通信制高校は多様なニーズに応える柔軟な教育システムを提供しています。しかし、その分自己管理や学習計画の立案が求められるため、自分に合った学習スタイルを見極めることが重要です。

通信制高校の選び方|後悔しないために確認すべき5つのポイント

通信制高校は学び方の自由度が高く、多くの人にとって魅力的な選択肢ですが、「選び方」を間違えると後悔してしまうケースも少なくありません。ここでは、通信制高校を検討する際に必ず確認しておきたい5つのポイントを紹介します。自分やお子さまにとって本当に合う学校を見つけるための参考にしてください。

1. 通学頻度・スクーリングの有無をチェック

通信制高校では、スクーリング(対面授業)の頻度や通学スタイルが学校やコースによって大きく異なります。主なスタイルは以下の通りです。

  • 毎日通学型:週5日登校し、全日制に近い高校生活を送れるスタイル。学校生活を重視したい人に最適。
  • 週数日通学型:週1〜3日程度登校し、家庭学習とバランスを取りながら進めるスタイル。
  • 集中スクーリング型:年に数回、連続して登校するスタイル。遠方に住んでいる人や登校が不安な人に適しています。

また、学校によっては月単位や学期単位で通学スタイルの変更が可能な柔軟な制度もあります。たとえば、ID学園高等学校では「慣れてきたら週3日登校に切り替えたい」といったニーズに対応可能です。

無理なく通える頻度・スタイルかどうかは、学校選びにおいて極めて重要です。

2. 学習サポートやメンタルケア体制が整っているか

通信制高校は基本的に自己学習が中心ですが、「一人では続けられるか不安…」という人も少なくありません。以下のサポート体制が整っているか確認しましょう。

  • 学習サポート:個別指導、動画授業、質問フォローなど
  • メンタルケア:スクールカウンセラー常駐、定期面談、家族相談など
  • オンライン対応:LINE・Zoom・ポータルアプリを使った学習管理や相談

サポート体制の事例として、第一学院高等学校では、在籍生を対象にしたカウンセリングだけでなく、保護者の方も対象にしたカウンセリングも実施しており、在籍生と保護者が気軽に相談できる環境を整えています。(参考:第一学院高等学校 公式HP

3. 目的に合ったコースがあるか(進学・就職・専門分野)

通信制高校はコース設定が豊富な学校も多く、目的に合わせて選ぶことができます。代表的なコースは以下の通りです。

  • 大学進学コース:国公立・私立大学への進学サポートが充実
  • 専門コース:イラスト・プログラミング・美容・音楽など、専門分野のスキル習得
  • 資格取得・就職支援コース:MOSや簿記などの資格支援、インターン、就職対策など

たとえば、ヒューマンキャンパス高等学校では専門分野の講師から直接指導が受けられるコースが人気です。
(参考:ヒューマンキャンパス高等学校 公式HP

4. 卒業後の進路実績|大学進学や就職への対応

どれだけサポートが手厚くても、「卒業後の進路にちゃんとつながっているか?」は非常に重要な指標です。以下の点を確認しましょう:

  • 大学進学率・指定校推薦枠の有無
  • 就職支援の有無(模擬面接、求人紹介、履歴書添削など)
  • 卒業生の進路例(大学・専門学校・企業名など)

たとえば、NHK学園高等学校では1年次から進路ガイダンスを実施し、年間100人以上が大学進学している実績があります。(参考:NHK学園高等学校 公式HP

5. 学費・支援制度の内容(就学支援金の活用法)

通信制高校の学費は、公立・私立で大きな差があります。一般的な目安は以下の通りです:

  • 公立:年間4〜6万円前後
  • 私立:年間25万円〜60万円(校舎利用料・教材費など含むと+α)

ただし、就学支援金制度を活用すれば、世帯年収に応じて最大で授業料が全額支給されるケースもあります(年収590万円未満が目安)。
また、都道府県によっては独自の支援制度や奨学金も用意されています。(参考:文部科学省 高校生等への修学支援

この5つの視点をしっかりと確認し、自分に合った学校を選ぶことで、通信制高校での学びを後悔のないものにすることができます。

タイプ別|あなたに合う通信制高校がわかる診断ガイド

「どんな通信制高校が自分に合うんだろう?」
そんな風に迷っている方に向けて、後悔しない学校選びのヒントになる“診断形式”のガイドを用意しました。
通信制高校には、それぞれ特徴や学び方が大きく違います。あなたの状況や希望に合わせて、自分に合った通信制高校の選び方をチェックしていきましょう。

Step1|あなたやお子さんの今の状況は?

まずは、今の状況を一番近いものから選んでください。
(保護者の方も、本人目線でお考えください)

  • A. 中学生で、学校に行けていない日が多い(不登校・登校しぶり)
  • B. 中学生で、高校は普通に進学予定だが、学校選びに悩んでいる
  • C. 高校生だけど、最近あまり学校に行けていない・不登校気味
  • D. 高校生で、今の学校を辞めたい・転校したいと考えている
  • E. すでに高校を中退したが、やっぱり高卒資格を取りたい
  • F. 高校には通っているが、趣味・夢・仕事と両立したいから通信制を検討中

Step2|どんな通い方が理想ですか?

  • A. 毎日学校に通って、友達や先生と関わりたい
  • B. 週に1〜3日くらいなら通学できそう
  • C. 必要最低限の登校だけで、できれば自宅中心がいい
  • D. できれば完全オンラインで学びたい

Step3|通信制高校で重視したいことは?

  • A. 高校卒業資格をとにかく確実に取りたい
  • B. 大学進学や専門学校への道をつくりたい
  • C. 資格取得や専門的なスキルを学びたい(イラスト・美容・ITなど)
  • D. 自分のペースで好きなことと両立しながら学びたい

Step4|サポートはどんなものがあると安心ですか?

  • A. 学習面のサポート(わからない所を質問できる)
  • B. メンタル面のサポート(相談・カウンセラーがいる)
  • C. 進路サポート(就職・進学の支援がある)
  • D. 特にサポートは不要。自分で進めたい

診断結果|あなたに合う通信制高校のタイプはこれ!

複数のタイプに当てはまってOKです。
あなたにとって「これが大事!」と思えるポイントを優先して考えるのがおすすめです。

タイプA|学校生活を楽しみたい!全日制に近いタイプ

こんな人におすすめ

  • 毎日通学したい・人と関わりたい
  • 学校行事や友達との交流を楽しみたい
  • 生活リズムを整えたい

学校の特徴

  • 週5日登校(全日制に近いスタイル)
  • クラス制・担任制あり
  • 行事・部活動も充実

代表的な学校例

  • クラーク記念国際高校(総合進学コース)
  • 第一学院高校(キャンパス型通学コース)

タイプB|自分のペースで通いたい!週1〜3日通学タイプ

こんな人におすすめ

  • 毎日は無理だけど、たまには通学したい
  • 先生や友達とは適度に関わりたい
  • アルバイトや趣味と両立したい

学校の特徴

  • 週1〜3日の通学+自宅学習
  • 少人数制・個別対応あり
  • 通学日数の調整やコース変更も柔軟

代表的な学校例

  • ID学園高等学校(通学スタイル切替OK)
  • 勇志国際高校(自宅学習中心+週1登校)

タイプC|専門分野を学びたい!夢やスキル重視タイプ

こんな人におすすめ

  • 好きなこと・得意なことを学びたい
  • 将来に役立つスキルを身につけたい
  • 資格取得や専門的な学びに興味がある

学校の特徴

  • 美容・イラスト・声優・ITなど専門コースあり
  • 実習・体験授業が多い
  • 資格取得支援が充実

代表的な学校例

  • ヒューマンキャンパス高等学校(40以上の専門分野)
  • KTCおおぞら高等学院(夢発見プログラム)

タイプD|できるだけ家で学びたい!オンライン・自宅学習タイプ

こんな人におすすめ

  • 不登校経験がある・通学が不安
  • 自分のペースで学習したい
  • 地方や海外在住で通学が難しい

学校の特徴

  • オンライン授業・レポート提出中心
  • スクーリングは年数回 or 合宿型
  • 自宅学習用の教材や動画が充実

代表的な学校例

  • N高等学校・S高等学校・R高等学校(オンライン学習特化型)
  • サイル学院高等部(登校不要で卒業可)

タイプ診断の活用ポイント

  • どのタイプも「自分にとっての優先順位」で選んでOK
  • 最終的には資料請求やオープンキャンパスで確認を
  • 学校ごとに特色があるので比較することが大事

まとめ:迷ったらまずは行動!

通信制高校選びで一番大事なのは「自分に合った学び方を見つけること」。
気になる学校は2〜3校ピックアップして、資料請求・オンライン説明会などでじっくり比較してみましょう。
納得できる選び方ができれば、きっと充実した高校生活が待っています。

通信制高校の学費と支援制度|公立と私立の違いをわかりやすく解説

通信制高校を選ぶ上で、やはり気になるのが「学費」です。特に「公立と私立でどのくらい違うのか?」「支援制度を使うと実際いくらになるのか?」は多くの方が不安に感じるポイントです。このパートでは、公立と私立の学費の違いや、活用できる支援制度についてわかりやすく解説します。

公立と私立の通信制高校の学費はどれくらい違う?

通信制高校の学費は、公立と私立で大きく異なります。
ざっくりイメージすると、公立は「年間3〜5万円程度」、私立は「年間30万〜70万円程度」が目安です。特に私立の場合は、学校やコースごとに費用に幅があるため注意が必要です。

公立と私立の通信制高校の学費比較(目安)

費用項目公立通信制高校(目安)私立通信制高校(目安)
入学金500円〜5,000円10,000円〜50,000円
授業料(25単位)7,500円〜17,500円200,000円〜400,000円
施設設備費10,000円〜30,000円50,000円〜150,000円
教材費・その他5,000円〜10,000円30,000円〜100,000円
年間合計約30,000円〜50,000円約300,000円〜700,000円

学費負担を減らせる「高等学校等就学支援金制度」とは?

通信制高校の学費は、国の支援制度を活用することで大幅に軽減できます。
この「高等学校等就学支援金制度」は、世帯年収に応じて支給額が決まります。

世帯年収私立高校への支給額公立高校への支給額
約590万円未満最大39万6,000円最大11万8,800円
約590万〜910万円未満最大11万8,800円最大11万8,800円

支給対象や条件の詳細は文部科学省の公式ページで確認しましょう。(参考:文部科学省 高等学校等就学支援金制度

自治体独自の支援制度もチェック

東京都などの一部自治体では、就学支援金に加えて独自の学費助成制度があります。
東京都では、国の「高等学校等就学支援金」に加えて、独自の「私立高等学校等授業料軽減助成金」制度を実施しています。この制度により、都内在住で私立通信制高校に通う生徒の保護者は、授業料の負担をさらに軽減することが可能です。

具体的には、都認可通信制課程に在学する生徒に対して、最大で27万6,000円の助成が受けられます。この助成金は、国の就学支援金と合わせて申請することで、都内私立高校の平均授業料相当額まで支援されます。(参考:東京都 私立高等学校等授業料軽減助成金事業

このように、国や自治体の支援制度を活用することで、通信制高校の学費負担を大幅に軽減することが可能です。学校選びの際には、これらの制度の適用条件や手続きについても確認し、計画的に進めることをおすすめします。まとめ|支援制度を活用すれば学費負担は大幅に下げられる

まとめ
  • 公立は年間3〜5万円程度
  • 私立は年間30万〜60万円程度
  • でも就学支援金+自治体助成で実質負担は大きく軽減できる
  • まずは資料請求や学校説明会で「支援制度適用後の実質負担額」を必ず確認しよう

保護者のための通信制高校選び|進路に悩む親ができること

お子さんが不登校や中退を経験し、「このままでは…」と不安を感じている保護者の方も多いのではないでしょうか?
通信制高校は、そのようなお子さんを支え、再スタートを切るための選択肢です。

保護者のよくある悩み

  • 子どもが学校に行きたがらない…
  • 勉強が苦手でついていけるか心配
  • 学費が高いと続けられるか不安
  • 高校卒業資格は取れる?進学は大丈夫?

ここでは、保護者として知っておくべき通信制高校の選び方と、子どもを支えるためにできることをわかりやすく解説します。

不登校・中退でも安心して卒業できる学校の探し方

通信制高校は、不登校や中退を経験したお子さんでも安心して学べる環境です。
以下は、公立と私立の通信制高校の違いと、代表的な学校の例です。

比較ポイント公立通信制高校私立通信制高校
学費年間3〜5万円程度年間30万〜60万円程度
サポート最小限(自己学習中心)充実(個別指導・カウンセリング)
通学頻度月1〜3回週1〜5日、完全オンラインも可
卒業率約70%(文科省)約80〜100%(N高等学校、第一学院高等学校、ルネサンス高等学校等)

(参考:文部科学省 高等学校等就学支援金制度N高等学校 卒業率

親ができるサポート/声掛け|お子さんの性格タイプ別

内向的・自信がないお子さんの場合

  • 例:「無理しなくていいよ。ゆっくりで大丈夫」
  • 例:「家でも勉強できる学校、探してみようか?」

表現が苦手なお子さんの場合

  • 例:「自分のペースで学べる学校、いいかもね」
  • 例:「わからないことは先生に聞ける学校を選ぼう」

通信制高校は、不登校や中退を経験したお子さんにとって、もう一度学び直す大切なチャンスです。
保護者としては「無理に通わせる」ではなく、「安心して通える場所を一緒に見つける」ことが一番のサポートになります。

学費支援のリアル|支援金を活用すると実質負担は?

通信制高校の学費は、支援金を活用することで大幅に軽減できます。
以下は、世帯年収ごとの支援額例です。

世帯年収私立高校年間学費就学支援金適用後
約400万円40万円0円(全額補助)
約700万円40万円11万8,800円

具体例:

  • 年収400万円の場合:年間40万円 → 0円(全額支援)
  • 年収700万円の場合:年間40万円 → 11万8,800円

(参考:東京都 私立高等学校等授業料軽減助成金

Q&A|通信制高校の選び方に関連するよくある質問

通信制高校について、保護者や生徒からよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。
進路選びで迷ったときの参考にしてください。

通信制高校って落ちることはある?

基本的に通信制高校は「誰でも入学できる」ことが特徴ですが、以下のようなケースで落ちることがあります。

  • 面接での問題:学校によっては面接があり、意欲や適性が確認されます。
  • 募集定員オーバー:人気校は定員を超えると選考が行われることがあります。
  • 書類不備・期限切れ:入学願書の記入ミスや必要書類の未提出は不合格につながります。
通信制高校でもちゃんと高卒資格は取れる?

はい。通信制高校を卒業すれば「高等学校卒業資格(高卒資格)」が取得できます。取得には以下の条件を満たす必要があります。

  • 3年間以上の在学(飛び級制度あり)
  • 74単位以上の修得
  • 卒業試験または課題提出の合格

一部の学校では「レポート提出」や「スクーリング(対面授業)」も必須です。

学校に通わずに卒業できる?オンライン完結は可能?

はい、通信制高校の中には「完全オンライン型」で卒業可能な学校もあります。例として以下があります。

  • N高等学校:オンライン授業+レポート提出で卒業可能。
  • ルネサンス高等学校:スマホ・タブレットで24時間学習。
  • 第一学院高等学校:週1〜5日登校型とオンライン型を選べる。

ただし、学校によっては「年数回のスクーリング(対面授業)」が必須の場合もあります。事前に確認しましょう。

通信制高校に向いている子・向いていない子とは?

通信制高校は以下のような子どもに向いています。

▼向いている子

  • 自分のペースで学びたい子
  • 不登校や中退経験がある子
  • 勉強と趣味・アルバイトを両立したい子
  • オンライン学習を活用したい子

▼向いていない子

  • 自己管理が苦手な子(サポートが薄い学校では特に)
  • コミュニケーションが苦手で孤独を感じやすい子(オンライン型)
  • 実技系の学びを希望する子(芸術・スポーツ系)
比較サイトはどこまで参考にできる?使い方のコツとは?

比較サイトは学校選びの参考になりますが、以下のポイントに注意しましょう。

参考にすべきポイント

  • 学費・サポート体制・卒業率は信頼性が高い
  • 各学校の特徴やコースも把握しやすい
  • ユーザーの口コミは現実に近い意見が多い

盲信しないポイント

  • 提携学校のPRが多く、すべての学校が網羅されているわけではない
  • 学費は「実質負担額」が掲載されていない場合も(支援金未適用)
  • ネガティブな口コミは一部のケースで、全体を反映していないこともある

上手な使い方

  • 複数の比較サイトを確認し、情報の偏りをチェック
  • 公式サイトと併用し、最新情報を確認する
  • 資料請求やオープンキャンパスで実際の雰囲気を確認する
公立と私立、どちらを選ぶべき?

通信制高校は「公立」と「私立」で以下のように特徴が異なります。

比較ポイント公立通信制高校私立通信制高校
学費年間3〜5万円程度年間30万〜60万円程度
サポート最小限(自己学習中心)充実(個別指導・カウンセリング)
通学スタイル月1〜3回のスクーリング週1〜5日、完全オンラインも可
特徴自己管理力が求められるサポートが充実し、学びやすい

公立を選ぶべきケース

  • 学費を抑えたい
  • 自己管理ができる
  • 自分で学習を進められる

私立を選ぶべきケース

  • 学習サポートを受けたい
  • 不登校経験があり、手厚いサポートが欲しい
  • 専門コース(IT、芸術、スポーツなど)で学びたい
通信制高校に入るときに資料請求は必須ですか?

はい、資料請求は必須ではありませんが、進路選びで非常に重要です。学校ごとの学費、カリキュラム、サポート体制を正確に比較できます。

通信制高校の卒業後はどうなる?進路は?

通信制高校卒業後は以下の進路が考えられます:

  • 大学進学:指定校推薦やAO入試が使える学校も多い
  • 専門学校進学:IT、美容、クリエイティブ系など幅広い
  • 就職:サポート体制の充実した学校もあり、企業との連携も

まとめ|通信制高校の選び方の要点まとめ

通信制高校を選ぶ際に大切なポイントは以下の通りです。

1. 学費と支援制度を確認

  • 公立か私立かで学費は大きく異なる
  • 就学支援金や自治体の助成金を活用すれば負担軽減

2. 通学スタイルとスクーリングを確認

  • 完全オンライン型、週1〜5日通学型、集中スクーリング型など多様
  • 自宅からのアクセスや通学頻度を確認し、自分に合ったスタイルを選ぶ

3. サポート体制を確認

  • 学習サポート(個別指導、オンライン教材)
  • メンタルサポート(カウンセリング、担任制)
  • 進路サポート(大学進学、資格取得、就職支援)

4. 卒業後の進路実績を確認

  • 大学進学率、専門学校進学率、就職率をチェック
  • 学校ごとの進学先・就職先の事例も確認すると安心

自分に合う学校を見つけるためのアクションステップ

「自分に合った通信制高校を選びたい…」
そんな方は、以下のアクションステップで効率よく進めましょう。

ステップ1:自分(子ども)の希望を明確にする

  • 通学頻度は?(毎日通いたい?オンライン中心?)
  • 学びたいことは?(一般教養、資格取得、専門スキル)
  • 学費の負担はどこまで可能?

ステップ2:候補校をリストアップ

  • 通学可能な範囲の学校を探す(公立・私立両方)
  • 学校の公式サイトでカリキュラム、サポート体制を確認
  • 比較サイトで口コミや評判も確認(複数サイトで比較)

ステップ3:資料請求で最新情報を入手

  • 学費、コース内容、サポート体制を確認
  • 特に「支援金適用後の実質負担額」をチェック
  • 資料請求は3〜5校が目安

ステップ4:オープンキャンパス・説明会に参加

  • 実際の校舎や授業を体験し、雰囲気を確認
  • 先生や在校生の声を聞いて、リアルな学校生活をイメージ
  • 質問は積極的に!「不登校経験でも大丈夫ですか?」など気になる点は確認

ステップ5:最終的に比較・検討して決定

  • 学費、通学スタイル、サポートを再確認
  • 資料や説明会で感じた印象も重視
  • 親子で話し合い、納得できる学校を選びましょう

まずは資料請求から始めよう

通信制高校選びで最も効率的なのは、まず資料請求からスタートすることです。

資料請求のメリット

  • 各学校の学費、カリキュラム、サポート体制を比較できる
  • 就学支援金や自治体助成の適用後の実質負担額も確認可能
  • 学校のパンフレットでリアルな雰囲気や写真もわかる

資料請求は3〜5校が目安

  • 志望校を複数比較し、自分に合った学校を見つけるために3〜5校は資料請求しましょう。
  • 特に「公立・私立」「オンライン型・通学型」の両方を検討するのがベスト。

資料請求の方法

  • 各学校の公式サイトから無料で資料請求可能
  • 比較サイトからまとめて資料請求も便利
  • オンラインで資料を閲覧できる学校もあります

まとめ|後悔しない通信制高校選びをするために

通信制高校は「どこでも同じ」ではありません。
学校ごとに学び方もサポートも大きく異なります。

  • 自分(子ども)の希望や不安をしっかり整理する
  • 資料請求・オープンキャンパスで情報を確認する
  • 最終的には「無理なく続けられる学校」を選ぶことが大切

あなたやお子さんにとって、最適な通信制高校が見つかりますように。まずは気になる学校の資料請求からスタートしましょう!

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