通信制大学の新設予定一覧!2025年開校予定の注目の通信制大学

2025年には、新たに2校の通信制大学が、新設予定(設置認可申請中)です。運営母体の学校法人からも注目されている2校。この記事では、2025年に開校予定の注目の新設の通信制大学について紹介します。

目次

2025年新設予定の通信制大学の概要と背景

2025年には、新たに「ZEN大学」「東京経営大学」の2校が、通信制大学として新設予定(設置認可申請中)です。

2025年新設予定の通信制大学
  • ZEN大学
  • 東京経営大学

近年、通信制大学が注目されている中、この2つの大学の新設予定も含めて、新設増加の背景を紹介します。

通信制大学新設の背景とは?

通信制大学が新設される背景には、日本政府の「教育のデジタル化推進」や「地方創生」の政策があります。

これにより、地方在住者が地理的制約を超えて、質の高い教育を受けられる環境が整えられています。

また、新型コロナなどもきっかけに、社会全体のデジタルスキル需要の高まり、働き方だけでなく学び方の見直しも一気に進み、ITやビジネス関連の教育も求められるようになってきました。

通信制大学がもたらす教育の変革

通信制大学は、オンラインを中心、ないしは完全オンラインでのカリキュラムやデジタルツールを活用した学習を導入し、従来の通学型大学と比べて、学びの自由度が高い点が特徴です。

これにより、学生は場所を問わずに学び続けることができ、即戦力となるスキルを短期間で習得することが可能です。また、産学連携を強化し、実践的な教育を提供することで、学生のキャリアアップを支援する大学も増加してきています。

特に地方在住者や働きながら学びたい社会人にとって、オンラインで自由度の高い学びの通信制大学は、単に大学卒業資格の取得だけでなく、自身のキャリアアップやリスキリングにとっても大きなチャンスです。

新設の通信制大学ができることは、地理的な制約を超えた学びの場が増え、地方に住む方々にも新たなキャリアの可能性を提供しています。

2025年開校予定の注目の通信制大学一覧と特徴

ここからは、2025年に新設予定(設置認可申請中)の通信制大学について紹介します。

1、ZEN大学(設置認可申請中)

ZEN大学は、IT大手の株式会社ドワンゴと公益財団法人日本財団が提携して、設立予定(設置認可申請中)しているオンライン大学として話題を集めています。ZEN大学は、ITスキルやデジタルビジネスに特化したカリキュラムを提供し、最先端の技術を学びたい方にとって理想的な環境です。年間で約5,000名の学生を受け入れる予定であり、オンラインとリアルを融合した学びに期待度の高い通信制大学です。

2、東京経営大学(設置認可申請中)

東京経営大学は「資格の大原」こと学校法人大原学園が2025年開学を目指して、現在、設置認可申請中の新設通信制大学です。母体となる学校法人大原学園は、資格取得や実務的な教育で豊富な実績を持ち、そのノウハウを活かして完全オンラインの「経営学部 経営マネジメント学科」を設置予定です。経営マネジメント学科の入学定員は350名、3年次編入学定員150名を予定しています。参照元:文部科学省 令和7年度開設予定大学等一覧

なお、文部科学省は2024年8月28日、2025年度開設予定の大学等の設置に係る答申について公表し、東京経営大学、の新設について、設置の判定を「可」とする答申がなされています。

新設大学を選択肢としてどう考えるべきか

新設大学は、在学生や卒業生がいないからこそ、大学が自分に合っているのか、慎重に検討し、選択する必要があります。ここからは、将来のキャリアなどを考える上で、どのようなポイントで選ぶ必要があるかを解説します。

①専門性

ITやビジネス、デザイン、福祉など、特定の専門分野に特化した学部や学科が設置されている通信制大学も多いです。自分が目指すキャリアに合った分野が学べるか、資格取得ができるか、カリキュラムや学習プログラムをしっかりと確認しましょう。

②学費と費用対効果

学費が安いことは魅力ですが、それに見合った教育の質やサポートが提供されているか、費用対効果を確認することも重要です。学費を比較した際に、学習教材やツール、システムなどの利便性の違いで、学費が高さが異なる場合があります。将来に学びを活かすために、学びやすさも学費と一緒に検討しましょう。

③サポート体制

通信制大学では、自己管理するケースも多くなるため、学習のサポート体制が学びの質を大きく左右します。質問に対する対応の充実度も重要なポイントです。また、キャリア相談ができるなどの就職支援の充実度も、将来のキャリアを考える上で、大切なポイントとなります。24時間アクセスできるキャリアセンターが設置されていたり、社会人でも学び続けやすく、就職活動をしやすい環境が整っている通信制大学も多くあります。

まとめ

新設大学を選択する際は、自分の目標に合った学びの場であるか、多角的な視点で検討することが重要です。

特に、カリキュラムの内容やサポート体制、大学が掲げるビジョンなど、自分のキャリア目標やライフスタイルに合致しているかを確認することがポイントとなります。

新設大学は、既存の実績がないからこそ、選択肢として慎重に選ぶ必要がありますが、その分、最新の教育や新たな機会を提供してくれる場でもあります。大学のビジョンをよく理解し、多角的に判断することで、満足のいく選択ができるでしょう。

焦らず、自分にとって最良の選択肢を見極め、将来のキャリアに繋がる学びを選びましょう。

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