「大学進学に強い通信制高校はどこ?」
「通信制高校からでも、国公立大学や難関私立大学を目指せる?」
通信制高校への進学や転校を考えるとき、卒業後の大学進学が気になる方も多いのではないでしょうか。
通信制高校からでも大学進学は可能です。 実際に、東京大学や京都大学、早稲田大学などへの合格実績を持つ学校もあります。
ただし、受験対策や学習サポートの内容は学校によって異なります。大学合格実績だけでなく、自分の学力や志望大学に合った指導を受けられるかが大切です。
この記事では、大学進学に強い通信制高校・サポート校おすすめ6選を、公式の進学実績や受験対策をもとに比較。大学進学率や難関大学への合格実績、学校選びのポイントまで解説します。
結論:大学進学に強い通信制高校を選ぶなら、合格実績だけでなく、志望大学に合った受験指導や学習サポートを比較することが重要です。
N高等学校・S高等学校・R高等学校、クラーク記念国際高等学校、第一学院高等学校、四谷学院高等学校、ワオ高等学校などには、大学進学を目指す生徒向けの学習環境があります。また、マンツーマン指導を重視するなら、サポート校のトライ式高等学院も選択肢になります。
まずは各校の特徴を比較し、自分に合った学校を探してみましょう。
- 大学進学に強い通信制高校・サポート校6選の特徴と進学実績を比較
- 通信制高校からの大学進学率や難関大学への合格実績を解説
- 一般選抜・指定校推薦・総合型選抜の受験対策と勉強法を紹介
- 大学進学を目指すための学校選びで重要な5つの比較ポイント
大学進学に強い通信制高校・サポート校おすすめ6選【2026年】

大学進学を重視して通信制高校を選ぶなら、進学実績だけでなく、受験指導の内容や学習スタイルにも注目しましょう。
今回は、大学進学に向けたサポートや進学実績を公式サイトで確認できる6つの学校・学校グループを紹介します。
大学進学に強い通信制高校・サポート校の比較表
| 学校名 | 主な進学実績 | 大学受験に向けた特徴 |
|---|---|---|
| N高等学校・S高等学校・R高等学校 | 2026年の国公立大学合格205名 | オンライン学習、N塾、大学受験講座 |
| クラーク記念国際高等学校 | 2025年度に一橋大・大阪大などの合格実績 | クラーク予備校、進路面談、推薦対策 |
| 第一学院高等学校 | 2026年の大学等進学者1,467名 | 大学進学専攻、予備校の配信授業 |
| 四谷学院高等学校 | 2026年春の1期生に京都大・大阪大などの合格実績 | 55段階個別指導、科目別能力別授業 |
| ワオ高等学校 | 2024年度の国内大学進学率53.6% | 探究学習、個別指導Axisとの連携 |
| トライ式高等学院 | 2026年度の大学入試合格者数3,212名 | マンツーマン指導、特進科 |
※各校の公式発表をもとに2026年10月確認。
※合格者数・進学者数・進学率は異なる指標で、集計年度や対象も統一されていません。上記は学校の順位や優劣を示すものではありません。
※N高等学校・S高等学校・R高等学校は3校を1グループとして紹介しています。また、トライ式高等学院は通信制高校ではなくサポート校です。
今回の学校の選定基準
- 学校公式サイトで大学進学実績を確認できる
- 大学受験に向けた指導や進路サポートを提供している
- 学習スタイルや支援内容に違いがあり、比較の選択肢となる
なお、「大学進学に強い」という評価は、合格者数の多さだけで決められるものではありません。
難関国公立大学を一般選抜で目指す生徒には受験科目の専門指導が重要ですが、勉強の遅れを取り戻したい生徒には個別指導や学習計画の支援が役立ちます。
それぞれの特徴を確認しながら、自分に合った学校を探してみましょう。
N高等学校・S高等学校・R高等学校|オンライン学習と大学受験対策を両立
N高等学校・S高等学校・R高等学校は、インターネットを活用した学習スタイルが特徴の通信制高校です。
オンライン中心で高校の学習を進めながら、大学受験や課外活動など、自分の目標に合わせて時間を使いやすい環境があります。
大学進学に向けては、ライブ配信による大学受験講座や、学園内予備校「N塾」などのサポートを用意しています。
2026年の主な大学合格実績
| 区分 | 合格実績 |
|---|---|
| 国公立大学 | 205名 |
| 早稲田大学・慶應義塾大学 | 91名 |
| GMARCH | 325名 |
※N高・S高・R高の合計。国内大学は2026年5月19日時点の実績です。生徒・卒業生からの申告に基づき、1人が複数の大学・学部等に合格した場合は、それぞれ計上されています。
東京大学や京都大学などへの合格実績も公表されており、オンラインを活用した高校生活と大学受験を両立する選択肢として注目できます。
こんな人におすすめ
- 自宅中心で学びながら大学進学を目指したい
- 自分のペースで受験勉強を進めたい
- 高校の学習と大学受験の時間を柔軟に調整したい
オンライン学習は時間の自由度が高い一方、自分で学習計画を管理する必要がある場面もあります。
受験勉強の進め方に不安がある場合は、N塾などの指導をどのように利用できるか確認するとよいでしょう。
また、進学支援の講座によっては追加料金や受講条件があるため、通常の学費に含まれる内容を確認することも大切です。
クラーク記念国際高等学校|クラーク予備校と進路指導で大学進学を支援
クラーク記念国際高等学校は、全国に学習拠点を展開し、多様なコースや学び方を提供している通信制高校です。
大学進学を目指す生徒に向けては「クラーク予備校」などの学習支援を用意しています。
国内の難関大学を目指す生徒には、専門講師による授業や双方向オンライン学習などを提供しており、海外大学進学に向けた支援も行っています。
2025年度の主な大学合格実績
公式サイトでは、2026年3月31日時点の合格実績として、次の大学などを公表しています。
- 一橋大学
- 大阪大学
- 名古屋大学
- 九州大学
- 北海道大学
- 神戸大学
- 東京外国語大学
- 早稲田大学
- 慶應義塾大学
国公立大学や難関私立大学への合格実績に加えて、指定校推薦制度も学校選びの参考になります。
クラーク記念国際高校では、全国約320以上の大学から1,400を超える指定校推薦枠を利用可能と公表しています。
ただし、すべての生徒が希望する大学の推薦枠を利用できるわけではありません。推薦条件や対象コース、校内選考などを確認する必要があります。
こんな人におすすめ
- 先生と相談しながら大学受験の準備を進めたい
- 通学型の学習環境も検討したい
- 一般選抜と推薦入試の両方を視野に入れている
注意したいのは、キャンパスやコースによって学習内容が異なることです。
全国の合格実績に掲載されている大学への受験対策が、希望するキャンパスですべて提供されているとは限りません。
説明会では、進学講座の有無や受講形式、志望校別の指導内容まで確認しましょう。
第一学院高等学校|大学進学専攻と個別の進路サポート
第一学院高等学校は、生徒一人ひとりの目標や状況に合わせた学習・進路支援を提供する通信制高校です。
大学進学を目指す生徒向けには、プレミアムコースの「大学進学専攻」を設けています。
この専攻では、通常の高校学習に加えて、進学予備校のライブ配信授業や映像授業などを活用し、大学受験に向けた学力向上を目指します。
2026年の進路実績
公式サイトでは、次の進路実績を公表しています。
| 進路区分 | 人数 |
|---|---|
| 大学等進学者 | 1,467名 |
| 専門学校等 | 1,154名 |
| 就職等 | 543名 |
また、2024年3月から2026年3月までの卒業生の合格実績には、大阪大学、北海道大学、東京外国語大学などが含まれています。
ここで注意したいのは、大学等進学者1,467名という数字が、他校の「延べ大学合格者数」とは異なることです。
実績の比較では、数字の定義も確認しましょう。
こんな人におすすめ
- 大学進学を考えながら高校生活を送りたい
- 学習や進路について定期的に相談したい
- 自分のペースを大切にしながら受験対策を進めたい
第一学院高校では、大学進学専攻に加え、「社会探究×総合型選抜専攻」も設けています。
総合型選抜を考える場合は、大学進学専攻との違いや、志望理由書・小論文・面接のサポート内容などを比較するとよいでしょう。
なお、希望する専攻の開講キャンパスや通学条件は、最新の学校案内で確認してください。
四谷学院高等学校|55段階個別指導で難関大学受験にも対応
四谷学院高等学校は、大学受験予備校の四谷学院で知られる学習指導の仕組みを取り入れた通信制高校です。
大学進学を目指す「進学/理系進学コース」では、科目別能力別授業と55段階個別指導を組み合わせて学習します。
55段階個別指導は、学習内容を細かく区切り、基礎から段階的に理解を深める仕組みです。
苦手分野を見つけて学び直したい生徒から、難関大学への合格を目指して学力を伸ばしたい生徒まで、幅広い学習状況に対応することを目指しています。
2026年春の主な大学合格実績
四谷学院高校の公式サイトでは、進学コース1期生の合格実績として、次の大学などを紹介しています。
- 京都大学
- 大阪大学
- 神戸大学
- 早稲田大学
- 明治大学
- 同志社大学
- 立命館大学
大学受験に特化した指導を受けたい人にとって、有力な比較候補となるでしょう。
ただし、四谷学院高等学校と大学受験予備校の四谷学院は、合格実績の集計対象を区別して確認する必要があります。
こんな人におすすめ
- 一般選抜で難関大学を目指したい
- 受験科目を基礎から段階的に学びたい
- 大学受験向けの授業や個別指導を重視したい
受験指導を重視する場合は、指導時間や授業形式、質問対応、模試のサポートなども具体的に比較しましょう。
また、希望するキャンパスで進学コースの指導を受けられるか、追加費用が必要かも確認しておきたいポイントです。
ワオ高等学校|探究学習と個別指導で大学進学を目指せる
ワオ高等学校は、オンライン学習と教養探究を特徴とする通信制高校です。
哲学・科学・経済などの学びを通じて、知識を身につけるだけでなく、自分で考える力や将来の進路について考える機会を提供しています。
大学進学に向けては、個別指導Axisと連携したコースも設けています。
個別指導を活用することで、学習状況に合わせた受験対策を検討できる点が特徴です。
2024年度の進路実績
ワオ高等学校が公表している進路実績は、次のとおりです。
| 進路区分 | 進学率 |
|---|---|
| 国内大学 | 53.6% |
| 海外大学 | 5.8% |
| 専門学校 | 17.4% |
| 上記合計 | 76.8% |
※2024年度卒業生の進路実績です。
大学合格先としては、滋賀大学、岡山大学、慶應義塾大学なども紹介されています。
こんな人におすすめ
- 大学受験と探究活動の両方に取り組みたい
- 自分の興味や将来の目標を考えながら進学したい
- 個別指導を活用して大学受験を目指したい
探究活動の経験は、総合型選抜の準備を進める際にも、自分の考えや学びを整理する材料となることがあります。
ただし、探究活動をしていれば総合型選抜で有利になるわけではありません。志望大学の選考方法に合わせた準備が必要です。
また、ワオ高校の合格実績と、同じグループが運営する学習塾全体の合格実績は別のものです。
進学コースの具体的な指導内容や費用を確認して比較しましょう。
トライ式高等学院|マンツーマン指導で志望大学への合格を目指すサポート校
トライ式高等学院は、マンツーマン指導による大学受験対策に力を入れる通信制高校サポート校です。
通信制高校そのものではなく、提携する通信制高校に在籍しながら、卒業に必要な学習や大学受験に向けた指導を受ける仕組みです。
大学進学を目指す生徒向けには「特進科」があり、現在の学力や志望大学に合わせたオーダーメイドの学習カリキュラムを提供しています。
2026年度の大学入試合格実績
| 区分 | 合格者数 |
|---|---|
| 大学合格者数 | 3,212名 |
| うち国公立大学 | 139名 |
| うち難関私立大学 | 270名 |
| うち医学部医学科 | 8名 |
※トライ式高等学院が公表する2026年度大学入試合格実績です。
また、公式サイトでは特進科の大学進学率91.1%という数値も紹介されています。
ただし、これは特進科所属の進路決定者のうち、大学・短大・大学校・専門職大学に合格した人を対象とする、2026年の学校独自の集計です。
学院全体の卒業生を対象とした大学進学率ではなく、文部科学省が公表する通信制高校全体の進学率とも集計条件が異なります。
こんな人におすすめ
- 受験勉強をマンツーマンで教えてほしい
- 苦手科目を基礎から学び直したい
- 自分に合った学習計画を立ててもらいたい
一人で勉強を進めることに不安がある場合、個別指導や学習計画のサポートが合う可能性があります。
ただし、サポート校を利用する場合は、提携する通信制高校の学費と、サポート校の費用を合わせて確認する必要があります。
指導内容だけでなく、卒業までに必要な総額を比較しましょう。
参考:トライ式高等学院|特進科
大学進学を目指すなら、まずは学校の特徴を比較しよう
通信制高校によって、大学受験対策の内容や学習スタイルは異なります。
学校案内や資料では、進学コースの内容、学費、通学条件などを確認できます。気になる学校を比較し、自分に合った進学環境を探してみましょう。
大学進学に強い通信制高校はどう選ぶ?5つの比較ポイント

大学合格実績が豊富な学校でも、すべての生徒に合うとは限りません。
大学進学を目指すなら、自分の志望大学や現在の学力に合った受験指導を受けられるかが重要です。
学校を比較するときは、次の5つのポイントを確認しましょう。
大学合格者数だけでなく、進学率や集計対象を確認する
通信制高校の進学実績を見る際は、数字の意味に注意が必要です。
学校によって、大学合格者数、進学者数、進学率など、異なる指標が使われています。
| 指標 | 意味・確認ポイント |
|---|---|
| 大学合格者数 | 複数校への合格をそれぞれ計上する場合がある |
| 大学進学者数 | 実際に大学へ進学した人数 |
| 大学進学率 | 分母が卒業生全体か、進学希望者などの特定集団か確認 |
| 大学等進学率 | 大学以外の進学先を含む場合がある |
| 難関大学合格実績 | 対象年度や学校・コースの範囲を確認 |
例えば、大学の合格者数が多くても、在籍する生徒数が多い学校かもしれません。
一方、進学率が高い場合でも、大学進学希望者だけを対象にした数値である可能性があります。
数字だけで単純に順位付けするのではなく、どのような生徒を対象とした実績なのかまで確認することが大切です。
志望大学に対応した受験対策があるか
大学受験に必要な勉強は、志望大学や入試方式によって異なります。
国公立大学の一般選抜では、大学入学共通テストに加えて、大学独自の個別試験が課されることがあります。
私立大学でも、学部や入試方式によって必要な受験科目はさまざまです。
そのため、「大学進学コースがある」というだけでなく、具体的にどのような指導を受けられるかを確認しましょう。
例えば、次のような点が重要です。
- 志望大学に必要な科目の授業があるか
- 大学入学共通テストの対策ができるか
- 志望校別の過去問対策を受けられるか
- 模試の結果をもとに学習計画を見直せるか
- わからない問題を質問できるか
難関大学を目指す場合は、必要な学力を身につけられる授業や演習環境があるかを重視しましょう。
個別指導や学習計画のサポートが充実しているか
通信制高校では、自宅で学習する時間が多くなる場合があります。
自分のペースで勉強を進められることはメリットですが、大学受験の計画を一人で立てるのが難しい生徒もいるでしょう。
例えば、英語が苦手な場合でも、単語や文法の基礎から学び直す必要があるのか、長文読解の演習を増やすべきなのかで勉強方法は変わります。
こうした学習状況を確認し、必要な指導を提案してもらえる環境があると安心です。
学校説明会では、学習計画を誰が作るのか、面談はどのくらいの頻度で行われるのか、質問対応はどのような方法で受けられるのかを聞いてみましょう。
指定校推薦・総合型選抜に対応しているか
大学進学には、一般選抜のほかに、学校推薦型選抜や総合型選抜があります。
学校推薦型選抜は、出身学校長の推薦を受けて出願する方式です。
指定校推薦はその一つで、大学が指定した高校の生徒を対象に実施されます。推薦枠や校内選考の条件は学校・年度によって異なります。
総合型選抜では、志望理由書や面接、小論文などを通じて、大学の求める学生像に合うかどうかを評価する方式があります。
通信制高校からも、出願資格を満たせば、これらの選抜方式を利用できます。
ただし、指定校推薦を利用したい場合は、希望大学の推薦枠があるか、評定などの条件を満たせるかを確認する必要があります。
総合型選抜を目指す場合は、志望理由書の添削や面接・小論文の指導を受けられるかも比較しましょう。
進学コースの費用や通学条件を確認する
大学進学向けの講座や個別指導には、通常の高校学習とは別の費用がかかる場合があります。
比較するときは、高校の授業料だけでなく、次のような費用も確認しましょう。
- 大学進学コースの受講料
- 個別指導や予備校の授業料
- 教材費・模試代
- スクーリング費用
- キャンパスへの交通費
- サポート校を利用する場合の費用
また、大学進学コースが通学型の場合は、自宅から無理なく通えるかどうかも重要です。
例えば、大阪で大学進学に強い通信制高校を探している場合、全国の大学合格実績だけでなく、大阪のキャンパスで実際にどのような受験指導を受けられるかを確認しましょう。
通信制高校の基本的な比較ポイントを知りたい方は、通信制高校の選び方完全ガイドも参考にしてください。
通信制高校からの大学進学率は?難関大学への進学実績も解説

「通信制高校から大学に進学する人は少ないのでは?」と不安に感じている方もいるでしょう。
文部科学省の学校基本調査を見ると、通信制高校から大学等へ進学する卒業生は一定数いることがわかります。
ただし、通信制高校全体の進学率と、大学進学を希望する生徒の進学可能性は分けて考える必要があります。
通信制高校卒業生の大学進学率・進学割合
文部科学省「令和7年度 学校基本調査」によると、2024年度間に通信制高校を卒業した生徒の進路状況は次のとおりです。
| 項目 | 人数・割合 |
|---|---|
| 卒業者数 | 91,809人 |
| 大学等進学者数 | 26,301人 |
| 大学等進学率 | 28.6% |
| うち大学(学部)進学者数 | 20,445人 |
| 大学(学部)進学者の卒業者に占める割合 | 約22.3% |
出典:政府統計の総合窓口 e-Stat|令和7年度学校基本調査・高等学校(通信制)卒業後の状況調査
この統計では、大学等進学率は28.6%ですが、大学(学部)へ進学した卒業生の割合は約22.3%です。
数値が異なるのは、大学等進学率には短期大学や大学・短期大学の通信教育部、高校の専攻科など、大学(学部)以外の進学先も含まれるためです。
また、この数字は通信制高校卒業生全体を対象としています。
通信制高校には、大学を目指す生徒だけでなく、専門学校への進学、就職、仕事との両立など、さまざまな目標を持つ生徒が在籍しています。
そのため、全体の大学等進学率が28.6%だからといって、大学進学を希望する生徒の約7割が進学できないという意味ではありません。
学校を選ぶ際は、全国平均に加えて、志望する学校や進学コースの実績、受験サポートの内容を確認しましょう。
国公立大学・難関私立大学への合格実績
通信制高校から国公立大学や難関私立大学への合格も実現しています。
今回紹介した学校でも、例えば次のような実績が公表されています。
| 学校 | 公表されている大学合格例 |
|---|---|
| N高等学校・S高等学校・R高等学校 | 東京大学、京都大学など |
| クラーク記念国際高等学校 | 一橋大学、大阪大学など |
| 四谷学院高等学校 | 京都大学、大阪大学、早稲田大学など |
| 第一学院高等学校 | 大阪大学、北海道大学など |
※各校の公表年度・集計対象は異なります。第一学院高校の掲載大学には過去3年間の実績が含まれています。
こうした実績から、通信制高校に通っていることだけを理由に、難関大学への進学を諦める必要はないことがわかります。
ただし、難関大学への合格には、各大学の入試に対応した学力や十分な受験対策が必要です。
通信制高校の卒業に必要な学習と、難関大学の受験勉強は必ずしも同じではありません。
志望大学が決まっている場合は、必要な受験科目や出題傾向を確認し、早めに学習計画を立てましょう。
進学実績を比較するときに注意したいこと
学校の合格実績を見るときは、数字だけでなく、その実績がどのような環境で生まれたのかを考えてみましょう。
例えば、学校全体の生徒数が多い場合は、合格者数の総数も多くなる可能性があります。
また、大学進学コースに所属する生徒と、さまざまな進路を目指す生徒を含めた学校全体では、進学率の意味が違います。
確認したいのは、次のような点です。
- 何年度の進学実績か
- 合格者数は実人数か延べ人数か
- 学校全体と特定コースのどちらの実績か
- 一般選抜・推薦・総合型選抜の実績がわかるか
- 希望するキャンパスで同じ指導を受けられるか
学校説明会では、希望するコースの卒業生がどのような大学へ進学しているか、可能な範囲で確認してみましょう。
通信制高校から大学進学を目指すための勉強法と受験対策

通信制高校から大学進学を目指す場合、日々の勉強時間をどう使うかが重要です。
オンライン中心の学習スタイルなら、通学時間を抑え、大学受験の勉強に時間を充てられる場合もあります。
一方で、学校の通常授業だけでは受験に必要な学習が足りないこともあるため、志望大学に合わせた準備が必要です。
志望大学と現在の学力に合わせて学習計画を立てる
まずは、志望大学で必要な受験科目と、現在の学力を確認しましょう。
例えば、英語の文法に不安がある場合は、難しい長文問題を解く前に、中学校や高校の基礎内容を復習する方が適していることもあります。
数学も同様で、苦手な単元がある場合は、その前提となる学習内容まで戻ることが重要です。
大学受験の勉強を始める際は、最初から難しい問題集に取り組むのではなく、自分が理解できている範囲を確かめながら進めましょう。
まだ志望大学が決まっていない場合は、興味のある学部や学問分野を調べてみることから始めても構いません。
学校の先生や進路指導担当者に相談しながら、受験までの学習計画を立てていきましょう。
通信制高校の自由な時間を受験勉強に活かす
通信制高校では、登校頻度や学習時間を調整しやすい学校・コースがあります。
そのため、生活スタイルに合わせて大学受験の勉強時間を確保できることがあります。
ただし、自由な時間が増えたからといって、自動的に勉強が進むわけではありません。
大切なのは、自分に合った学習習慣をつくることです。
例えば、午前中に英語や数学、午後に高校のレポート学習、夕方に復習というように、一定の学習時間を設ける方法があります。
もちろん、体調や生活リズムによって適切なスケジュールは異なります。
無理な計画を立てるよりも、継続して勉強できる時間を確保することを優先しましょう。
オンライン中心で学べる学校については、通信制高校は通学なしで卒業できる?オンライン校と選び方でも詳しく解説しています。
一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜に合わせて対策する
大学受験では、入試方式に合わせて準備することが必要です。
一般選抜では、大学入学共通テストや大学独自の学力試験などへの対策が中心になります。
学校推薦型選抜では、大学の出願条件を満たすことに加え、面接や小論文、学力検査などが必要になる場合があります。
総合型選抜では、志望理由書や面接、小論文、学力に関する評価など、大学によってさまざまな選考方法が設けられています。
通信制高校で取り組んだ探究活動や課外活動の経験が、志望大学で学びたいことを説明する材料になる場合もあるでしょう。
ただし、推薦や総合型選抜であれば学力が必要ないというわけではありません。
希望する大学の最新の募集要項を確認し、必要な対策を進めることが重要です。
学校の受験指導で足りない場合は塾・予備校も検討する
通信制高校によっては、高校卒業のための学習と大学受験対策を別の講座として提供しています。
例えば、一般選抜で難関大学を目指す場合、通常の授業に加えて、受験科目の演習や過去問対策が必要になることがあります。
その場合は、学校内の進学講座や、外部の塾・予備校、オンライン個別指導などを検討する方法があります。
ただし、大学進学のために必ず塾へ通う必要があるわけではありません。
学校の授業や教材を活用し、自分で学習を進められる生徒もいます。
重要なのは、志望大学に合格するために何が必要かを整理し、必要なサポートを選ぶことです。
志望大学や学習状況別|自分に合う通信制高校の選び方

大学進学に強い通信制高校を選ぶ際は、志望大学や現在の学力、希望する学習スタイルによって重視するポイントが変わります。
ここでは、3つのケースに分けて学校選びの考え方を紹介します。
国公立大学・早慶など難関大学を目指したい人
難関大学を一般選抜で目指す場合は、受験科目の専門指導や学習計画のサポートが重要になります。
例えば、四谷学院高校では、55段階個別指導と科目別能力別授業を組み合わせた進学コースを提供しています。
N高グループではN塾、クラーク記念国際高等学校ではクラーク予備校などの選択肢があります。
こうした学校を比較する際は、志望大学の受験科目への対応や、模試・過去問指導の有無を確認しましょう。
合格実績があるだけでなく、実際に自分が受けられる指導内容を重視することが大切です。
指定校推薦・総合型選抜で大学進学を目指したい人
学校推薦型選抜や総合型選抜を考えている場合は、入試方式に応じた進路指導が受けられるか確認しましょう。
クラーク記念国際高等学校では、指定校推薦枠や進路サポートについて公式サイトで詳しく紹介しています。
第一学院高校では、大学進学専攻に加え、社会探究×総合型選抜専攻も設けています。
ワオ高校のように探究学習を重視する学校も、学びたい分野や将来の進路を考える選択肢になります。
ただし、どの学校でも希望する大学の指定校推薦が利用できるわけではありません。
推薦枠や出願条件、志望理由書・面接への対応を確認しましょう。
不登校や勉強の遅れがあっても大学進学を目指したい人
中学校で不登校を経験したり、高校で勉強についていけなくなったりした場合でも、大学進学を諦める必要はありません。
その場合は、現在の学力に合わせて勉強を進められることや、安心して相談できる環境があることを重視しましょう。
例えば、トライ式高等学院ではマンツーマン指導を提供しており、ワオ高等学校には個別指導Axisと連携したコースがあります。
一方、体調や登校への不安が大きい場合は、大学受験対策を急ぐよりも、まず高校生活や学習習慣を安定させることが適している場合もあります。
大学進学という目標を持ちながらも、無理なく高校卒業を目指せる学校を選びましょう。
不登校からの進路選びについては、不登校でも安心して通える通信制高校の選び方も参考にしてください。
通信制高校からの大学進学に関するよくある質問

最後に、通信制高校からの大学進学について、よくある質問に回答します。
大学進学に強い通信制高校はどこですか?
大学進学に向けた合格実績や受験サポートが確認できる学校として、N高等学校・S高等学校・R高等学校、クラーク記念国際高等学校、第一学院高等学校、四谷学院高等学校、ワオ高等学校などが挙げられます。
また、マンツーマン指導を重視する場合は、サポート校のトライ式高等学院も候補になります。
志望大学や学習状況によって合う学校は異なるため、進学実績と指導内容の両方を比較しましょう。
通信制高校から大学に進学するのはきついですか?
通信制高校からの大学進学が必ずしも難しいとは限りません。
ただし、大学受験に必要な勉強を自分で進める必要がある環境では、学習計画や勉強時間の管理に苦労することもあります。
受験勉強に不安がある場合は、大学進学コースや個別指導などを利用できる学校を検討しましょう。
通信制高校から大学受験をするのは不利ですか?
通信制高校を卒業すれば、全日制高校と同様に大学入学資格を得られます。
そのため、通信制高校出身というだけで、大学の一般選抜を受験できなくなることはありません。
ただし、学校推薦型選抜や総合型選抜では、大学ごとに出願条件や選考方法が異なります。
志望大学の募集要項を確認し、必要な準備を進めましょう。
通信制高校から大学に進学する割合はどれくらいですか?
文部科学省の令和7年度学校基本調査によると、通信制高校卒業生の大学等進学率は28.6%です。
一方、大学(学部)への進学者が卒業生全体に占める割合は約22.3%です。
大学等進学率には短期大学や通信教育部なども含まれるため、数値の違いに注意しましょう。
通信制高校から難関大学への進学は可能ですか?
可能です。
N高グループでは東京大学、クラーク記念国際高等学校では一橋大学や大阪大学などへの合格実績が公表されています。
ただし、難関大学への合格には相応の学力や受験対策が必要です。
希望する大学の入試に対応した指導を受けられるか、学校選びの段階で確認しましょう。
大学進学を考えている場合、通信制高校はやめた方がいいですか?
大学進学を考えているからという理由だけで、通信制高校を避ける必要はありません。
通信制高校の柔軟な学習スタイルを活かし、大学受験の勉強時間を確保できる場合もあります。
一方、毎日決まった時間に授業を受けたい生徒や、対面での指導を重視する生徒にとっては、通学型のコースが合う可能性もあります。
自分に合った学習環境と受験サポートを基準に選びましょう。
通信制高校から大学進学した人の体験談はありますか?
あります。
例えば、四谷学院高等学校では、通信制高校で学びながら大学受験に取り組み、志望大学への合格を実現した生徒の体験談を公開しています。
2026年春の合格体験記では、難関国公立大学や私立大学などに合格した生徒の学習経験が紹介されています。
体験談は、大学合格実績の数字だけではわからない学校生活や勉強の進め方を知る参考になります。
ただし、個人の経験がすべての生徒に当てはまるわけではないため、学校全体のサポート内容とあわせて確認しましょう。
参考:四谷学院高等学校|通信制高校からの大学合格体験記2026年春
まとめ|大学進学に強い通信制高校を比較して、自分に合う学校を選ぼう
通信制高校からでも、国公立大学や難関私立大学を含めた大学進学を目指すことは可能です。
実際に、大学受験に向けた専門コースや個別指導を設け、多くの合格実績を公表している学校もあります。
ただし、大学進学に強い学校を選ぶときは、合格者数の多さだけで判断しないことが大切です。
志望大学に合った受験対策が受けられるか、現在の学力に合った指導があるか、無理なく学び続けられるかという視点で比較しましょう。
特に、進学コースの指導内容、推薦入試への対応、学費や追加費用などは、入学前に確認しておきたいポイントです。
気になる学校があれば、まずは資料を取り寄せて、学習スタイルやサポート体制を比較することをおすすめします。
より多くの学校から選びたい方は、全国の通信制高校一覧も参考にしてください。
大学進学という目標を大切にしながら、自分に合った環境で高校生活を送れる学校を見つけましょう。
キョウヲイク高野全国の通信制高校をお探しの方は「通信制高校一覧」をご確認ください。





通信制高校に関して、「通信制高校とは?仕組み・メリット・選び方を徹底解説【2026年最新版】」こちらで詳しく解説しています。


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「今の自分に合うのはどこだろう?」とイメージしながら、それぞれの学校の特徴を覗いてみてください。



通信制高校の選び方は、「【2026年最新】通信制高校の選び方ガイド|通信制高校を選ぶ際のポイント、気をつけることなど徹底解説!」の記事で詳しく解説しています。





学費に関する詳しい内容は、「通信制高校の学費はいくら?公立・私立の費用相場と無償化制度」の記事でわかりやすく解説しています。





スクーリングについては、「通信制高校は通学なしで卒業できる?オンラインで学べるおすすめ校と選び方ガイド」の記事で詳しく解説しています。





おすすめの通信制高校が知りたい方は「おすすめの通信制高校まとめ!おすすめの通信制高校を目的別に紹介!」もご参考ください。





不登校でお悩みの方は「【2026年最新】不登校でも安心して通える通信制高校 選び方・体験談・大学進学までわかりやすく解説」の記事をご参考にしてください。





発達にお悩みがあり通信制高校を検討している方は、「【発達障害でも大丈夫!】通信制高校が選ばれる理由と親が知っておくべき全知識」の記事をご参考にしてください。





転校・編入を検討している方は、「後悔しない通信制高校への転校|手続き・費用・単位の不安を完全ガイド」で詳しく解説しています。





通信制高校の単位について知りたい方は「通信制高校の「単位制」を徹底解説!仕組みからメリット・デメリットまで」の記事で解説しています。




